「真白い一皿を」

     

「真白い一皿を」

ザ・プリンス箱根芦ノ湖 総料理長

佐野文彦シェフお薦め

「1月旬食野菜」

「カリフラワー」

今回は、株式会社西武・プリンスホテルワールドワイド 箱根・伊豆地区で総料理長をされている、佐野文彦シェフに1月のお薦め旬食野菜を伺いました。

「今の時期、楽しんでいただきたいものを1つ挙げるとしたらカリフラワーですね。」

「箱根西麓地域で採れるカリフラワーは新雪のように真っ白で、甘みと苦みのバランスがとても良くお客様には視覚と味覚両方から楽しんでいただきたいと考えています。」

と佐野シェフはおっしゃいます。

*「ザ・プリンス(大磯・鎌倉・箱根・伊豆エリア)」総料理長 佐野文彦氏(さのふみひこ)
・1964年 福井市生まれ 滋賀県大津市育ち
・1994年 ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール日本予選優勝 同、パリ本選3位入賞
・2010年 大津プリンスホテル 洋食料理長
・2014年11月 滋賀県優秀技能者表彰「おうみの名工」受賞
・2018年4月 グランドプリンスホテル京都(現 ザ・プリンス京都宝ヶ池)兼 びわ湖大津プリンスホテル 総料理長就任
・2021年4月(株)プリンスホテル 湘南・箱根・伊豆エリア 総料理長就任

箱根西麓で採れたカリフラワーの特徴

カリフラワーは、1年中食べることができるので、旬を意識することが少ないかもしれませんが、実は秋〜冬に旬を迎える野菜です。

この季節の箱根西麓で作られるカリフラワーは、適度に霜にあたることにより甘みがまし、さらに良質な堆肥をふんだんに使った土壌で育てることにより口当たりの良い柔らかさになります。しっかりしまった花蕾、甘みと苦みバランスが良いのが箱根西麓で作られるカリフラワーの特徴です。茹でる、蒸す、炒めるなどさまざまな料理に合う野菜です。

「旬を丸ごと味わう」

*カリフラワーのデグリネゾン

*【カリフラワーのデグリネゾン】

デグリネゾンとはフランス語で「様々な調理方法で一つの食材を生かす」という意味があります。

ザ・プリンス箱根芦ノ湖内にあるメインダイニング(ル・トリアノン)ではとても美しい旬のカリフラワーを丸ごと使った「富士宮産ニジマスのタルタル キャビア添え 柚子の香り カリフラワーのデグリネゾン」をいただく事ができます。

ムースにしたカリフラワーでニジマスのタルタルを包み、その上に真っ白な生のカリフラワーのスライスをのせ、仕上げにカリフラワーを使用したソースで全体のバランスを整えた、まるで富士の雪化粧のような美しさを感じる料理です。

「坂もの」カリフラワーの良さを最大限に引き出した、至極の“白い一皿”をぜひご堪能ください。

*【ザ・プリンス箱根芦ノ湖 メインダイニングルーム ル・トリアノン】
住所:〒250-0592 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根144
営業時間:朝食 7:30A.M.〜10:00A.M. / ディナー 5:30P.M. 〜9:00P.M
代表電話:0460-83-1111

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