箱根西麓三島野菜

「こころ、とろける。」

有名3つ星ホテル元副料理長

「三島フレンチ」を展開した

腕利きの実力派

田中季次シェフお薦め

「里芋」

今回は、三島市で本格フランチレストラン「ハートフルダイニングおんふらんす」のオーナーを務める、田中季次シェフに3・4月のお薦め旬食野菜を伺いました。

「根菜類が抜群においしい坂もの野菜（箱根西麓三島野菜）。3・4月はぜひ、里芋を味わっていただきたいです。」

「箱根西麓地域の良質な独自環境で育った野菜は、味の良さはもちろんのこと、農家の皆さんの手間ひまを感じられる見た目の美しさにも感動します。地元野菜の力と、旬の味わいを最大限に引き出すのは、“こだわらない”というこだわり。野菜の個性を素直に生かし、余計な手間を加えずにシンプルな味を表現しています。」と田中シェフはおっしゃいます。

＊「ハートフルダイニングおんふらんす」オーナーシェフ

1967年、静岡県三島市生まれ　三島市育ち。1986年、東京赤坂カフェドニースにて修行を始める。その後、静岡県で有名3つ星ホテルメインダイニング副料理長をはじめ、県内レストラン・ホテルで料理長を務める。2006年、地元・静岡県三島市で、本格フレンチ「ハートフルダイニングおんふらんす」を開業。

2003年　静岡朝日テレビ「静岡料理王決定戦」優勝 / 2019～2022年　「静岡県ふじのくに食の都づくり仕事人of the year」4年連続受賞

「里芋」の魅力

箱根西麓地域の土が生んだ、至極の一品。きめの細かいもっちりとした舌ざわりと、濃厚な甘みがあふれる味わいが、たまりません。実は反響が高い、隠れ人気の野菜です。

「心満たされる一皿を」

三島の陽が降り注ぐ開放的なテラスでも味わえるのは「里芋とリー・ド・ヴォーのテリーヌ」。里芋のなめらかな食感とコク深い風味を、心ゆくまで堪能できる一皿です。

「やわらかくてミルキーな味わいのリー・ド・ヴォー（仔牛の胸腺肉）と里芋を贅沢に使い、煮込みのテリーヌにしました。里芋は、煮るとねっとりとしたやわらかさが際立ち、さらに粘りがほかの食材と絡み、味をまといます。食感のアクセントには、からっと上げたリー・ド・ヴォーや揚げ米を、味のアクセントには今が旬のセリとバルサミコを合わせ、一皿で何度も味わいの変化を楽しめます。」